左側腎摘手術のはずが両側全摘、医療過誤か

2011/12/14 18:36 JST配信

 メコンデルタ地方カント―市総合病院でこのほど、同市トイライ郡在住のフア・カム・トゥさん(女性:37歳)が医療過誤と見られる手術ミスで、左右両側の腎臓を摘出される医療事故が起きた。10日付ザンチー紙(電子版)が報じた。

 2週間程前、腹部に痛みを覚えたトゥさんは夫のグエン・チー・ティエンさんに付き添われて近所の医院で診察を受け、超音波検査の結果、左側の腎臓に水が溜まっているという診断を受けた。

 更なる精密検査を行うためティエンさんは妻をカントー市総合病院に連れて行き、専門医の診察を受けさせた。診察を担当したチャン・バン・グエン医師は、トゥさんの病症を腎結石と診断し、手術を受けるよう勧めた。その際、医師は最悪の場合、左側の腎臓を摘出する必要があるが、右側の腎臓があれば、日常生活に支障をきたすことはないと説明し、夫婦は手術同意書にサインした。

 ところが手術から2日後、術後の状態を確認するため、再度超音波検査を受けたトゥさんの体からは右側にあるはずの腎臓が無くなっており、両側の腎臓が摘出されていたことが発覚した。病院側に説明を求めたところ、グエン医師は、トゥさんの腎臓には先天的な異常があり、左側腎臓を摘出した際、出血がおさまらず、両側腎臓を全摘せざるを得なかったと弁解した。

 ティエンさん夫婦は病院側との話し合いの結果、手術費用の返還、賠償金の支払い、人工透析を生涯無料で受けられることなどを条件に示談に応じたという。

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