妊娠中絶は減少も、不妊症が増加という皮肉

2013/04/02 07:02 JST配信

 ベトナムは人工妊娠中絶率が世界で最も高い国の一つとされていたが、最近その汚名を返上しつつある。その一方、不妊で悩む夫婦が増えているという皮肉な現象が生じている。28日付ティンモイが報じた。

(C)Tin moi
(C)Tin moi

 人口・家族計画化総局によると、ベトナムではかつて出生100に対する中絶数の比率が100と高かったが、2007年以降減少傾向が続き、現在の中絶の対出生比は54~60まで下がっている。ただし、中絶数に占める未成年者の割合が20%と高いことや、民間の診療施設で行われている中絶が統計に含まれていないといった問題もある。

 一方、不妊症の夫婦は増加傾向にある。103軍医病院が2011年に約9300組の夫婦を対象に行った調査によると、不妊率は3.2%。中央産婦人科病院とハノイ医科大学が夫婦3000組に行った調査では、不妊率は7.7%だった。特に、中絶を経験した女性の不妊率が高いという。

 世界保健機関(WHO)の2010年の統計によると、ベトナムの合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子供の平均数)は1.8で、2006年の2.09から低下している。人口抑制を目指してきたベトナムにとっては成功を意味するが、人工中絶率が高いことや不妊症の増加は決して喜べることではない。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市フーニュアン区にあるアンシン病院でこのほど、父親から採取した頭部奇形精子を用いた体外...
 ベトナムでは年間約100万件の人工妊娠中絶が行われている。出生100に対する中絶数の比率は51.9%だが、...
 保健省の人口・家族計画化総局はこのほど、ホーチミン市の合計特殊出生率(一人の女性が一生に産む子供...
 ベトナムでは毎年30万件もの人工妊娠中絶が行われており、東南アジアで最大、世界でも5番目の中絶大国...
 インターネット上の墓地「www.nhomai.vn/」が、妊娠中絶を経験した両親たちから密かに人気を集めている
 「中絶をしたいのだけど、大きな病院に行くのは知り合いに会う恐れがあるのでちょっと」という女性が多...
 ベトナムの中絶率は東南アジアで最も高く、世界でも上位に就けており、人工中絶件数を女性の人口で割る...

新着ニュース一覧

 7日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが大型株の牽引により上昇し、史...
 トー・ラム書記長 兼 国家主席は5日から7日にかけてインドを国賓訪問し、ナレンドラ・モディ首相および...
 配車アプリを展開する地場Beグループ(Be Group)は、5月8日より各種サービスの料金を+2~11%引き上げる...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市の中心部には、築140年以上の給水塔が今も存在している。この建築物は、19世紀末にフラン...
 インドネシアのフィンテック企業クレディボ(Kredivo)は6日、ベトナムのデジタル銀行ティモ(Timo)の買収...
 ベトナム国家銀行(中央銀行)によると、2025年末時点で15歳以上の国民の銀行口座保有率が約89%に達した...
 レ・ミン・フン首相はこのほど、戦略的技術および戦略的技術製品のリストを定めた決定第21号/2026/QD-T...
 インドにおける2026年1~3月期の電気自動車(EV)販売台数ランキングで、ベトナムのEVブランドがトップ4...
 国内最大手の格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)の子
 観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)によると、南部...
 観光不動産開発を中核とする地場系コングロマリット(複合企業)サングループ(Sun Group)傘下のサン・フ...
 ハノイ市ドンアイン村の国家展示センター(VEC)で、5月13日(水)から15日(金)まで、「ベトナム国際広告設...
 科学技術省によると、全国における第3世代移動通信システム(3G)、第4世代移動通信システム(4G)、第5世...
 中国が南シナ海の一部海域を対象に5月1日から8月16日まで漁獲禁止令を一方的に発布したことを受け、ベ...
 「サイゴン・ザーディン市」が「ホーチミン市」へと市名を変更した1976年7月2日から、2026年7月2日で50...
トップページに戻る