アナツバメ飼育に関する規定整備へ、市街地での飼育による弊害に対応

2013/05/28 15:01 JST配信

 農業農村開発省は21日、ホーチミン市でアナツバメの飼育条件等について規定する通達案に関する公聴会を開催した。アナツバメの巣は高級食材「燕の巣」として高値で取引されるが、近年、市街地での飼育による弊害が問題になっている。21日付グオイラオドン紙(電子版)が報じた。

 南部ニントゥアン省農業農村開発局によると、同省内には77のアナツバメ飼育業者がおり、このうち67の業者が住宅街で飼育している。また、ホーチミン市には300もの飼育業者がおり、その多くが市街地で飼育しているという。現在、アナツバメの飼育に関する明確な方針や規定が存在しないため、特に鳥インフルエンザなどの伝染病が発生した場合などの管理を強化し、周辺住民の安全や環境衛生を確保できるような規定の整備が急がれている。

 農業農村開発省のブー・バン・タム次官によると、数十億ドン(10億ドン=490万円)規模の投資をしている飼育施設が多数あるため、新しい通達ではこれら既存の施設を規定の枠組みに当てはめていきながら、今後建設される飼育施設についても、飼育が効率的かつ安全になされるよう内容を検討するとしている。

 アナツバメ類は東南アジア沿岸域に生息。アナツバメ類の一部はほぼ全体が唾液腺の分泌物でできた巣を作り、この巣が中華料理などの高級食材として珍重されている。本来は巣を海岸近くの断崖につくるが、住宅を崖の代わりにして営巣させることも可能なため、市街地で飼育する業者が増えている。

※最終更新:2013年5月29日09:18JST

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