ハノイ市警察は24日、キッコーマンブランドの偽醤油を販売した疑いで紅河デルタ地方バクニン省在住のグエン・ドゥック・ビン容疑者(男・30歳)を逮捕したと発表した。ベトナムプラスが報じた。
同市警察はこれに先立ち今月15日午前8時45分頃、キッコーマンブランドの偽醤油159本を小型トラックに載せて輸送中の同容疑者を発見し、偽造品販売と知的財産権侵害の疑いで逮捕した。同容疑者は警察の取り調べに対して、「東北部のランソン省とクアンニン省で中国人商人から一箱(8本入り)当たり13万5000ドン(約625円)で仕入れ、ハノイ市内に輸送し、一箱15万ドン(約694円)で販売していた」と供述している。
偽醤油の販売先は、ハノイ市内の日本食レストランの他、南部の日本食レストランなどへも転売されていたと見られている。なお、キッコーマンブランドはベトナム国内での商標登録により保護されている。因みに正規品は一箱(8本入り)当たり118万ドン(約5460円)で取引されている。
警察は現在、押収した偽醤油の成分に有害物質が混入していないかを確認すべく、関連機関に検査を要請しているという。