18日午前8時ごろ、東南部ビントゥアン省ハムトゥアンナム郡トゥアンクイ村にあるビントゥアン採鉱投資貿易株式会社のチタン採掘場で、赤泥廃液を貯水するダムが決壊した。18日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
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この赤泥流出事故で、ファンティエット市とラギ町までを結ぶ道路の交通が完全に寸断される事態となった。同社の責任者によると、決壊したダムの容積は約1500立方メートル。流出した赤泥は数キロに亘って道路を赤褐色に染めた。勢いよく流出した赤泥は走行中のバイクを横転させ、電柱をなぎ倒した。また、この赤泥に飲まれて女性3人が流されたが、運良く途中で木に引っ掛かったため、大事には至らなかった。
赤泥の量が多かったため、道路には人の膝の高さまで赤泥が溜まり、周辺の住宅地やリゾート地区、松林にまで流れ込んだ。同社は同日午前9時40分ごろに道路清掃車を出動させ、作業後には何とか通行出来るようになったが、多くの人は転倒するのを恐れてバイクを走らせることはなかった。交通を完全に復旧させるにはまだ時間がかかると見られている。