ホーチミン市9区に、外国の若者とベトナムの若者が共に汗をかいて農場作りに精を出している場所がある。ドンナイ川の支流沿いの6000平方メートルほどの土地で、ベトナムの非政府組織(NGO)「グリーン・ユース・コレクティブ」が農業を主体とした「持続可能な生活教育センター」を建設するために借りている。タインニエン紙(電子版)が報じた。
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このプロジェクトに立案段階から参加しているカナダ人のスティーブン・ウィーグさんによると、2014年8月に基本的な施設が完成する予定だという。青少年向けの環境保護教室や無料の語学教室などの開設を計画している。ウィーグさんは「ここを子供達が自然から生活のエネルギーを充電できる場にしたい」と話す。
プロジェクトには、ベトナム人のボランティア約50人の他、インド、日本、フランス、フィンランド、米国、スペインなどの若者も参加している。フェイスブックで知ったという人が多い。
ただ、最近になって土地の所有者から返還を求められたため、グリーン・ユース・コレクティブは、現在移転先を探しているという。