ハノイ市警察交通警察部(PC67)は9日午前、路上で妊婦が産気づいた時のための助産講習を含めた救命講習を開催した。講習には、同市の警察官ら約700人が参加した。
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講習では、交通事故発生時の犠牲者の応急救護などに関する座学の後、警察病院の医師の指導のもと、救命と助産の実技訓練が行われた。助産講習で参加者らは、産気づいた妊婦が医療施設まで間に合わないなどの緊急時に対応できるよう、助産の方法から出産後の処置まで一連の流れを学んだ。
ベトナムでは、移動中に急に産気づいた妊婦が路上やタクシー、鉄道の車内などで出産する事態がしばしば発生する。2015年6月には、ハノイ市でパトロール中だった刑事警察官が路上で助産し、元気な男の赤ちゃんが生まれている。