ホーチミン:日系企業が地下調整池を試験展開へ、冠水対策で

2016/10/24 03:18 JST配信

 ホーチミン市人民委員会は、市内の冠水対策として、日系企業にプラスチック貯留材「クロスウェーブ」を用いた容積100m3程度の地下調整池を試験的に展開することを認めた。資金は同社が拠出する。

(C) vnexpress, Pham Duy
(C) vnexpress, Pham Duy

 このプラスチック貯留材は、強度が高く施工が簡単で、環境に優しく、狭小なスペースにも利用できるほか、鉛直荷重は総重量25tトラックに対応可能。地下に施設することで施工後に地上を公園や駐車場、競技場などとして使うことができるため、空き地が少なく調整池の建設場所の確保が大きな問題になっている同市に適した冠水対策だと評価されている。

 このほか、同市は総額9500億VND(約44億円)を投じて市内に調整池3か所を建設する準備を進めている。内訳は、◇ゴーズア調整池(トゥードゥック区):面積95ha、投資額6000億VND(約28億円)、◇カインホイ調整池(4区):面積4.8ha、投資額3000億VND(約14億円)、◇バウカット調整池(タンビン区):面積0.4ha、投資額500億VND(約2億3000万円)となっている。

[Huu Nguyen, VnExpress, 16:32 (GMT+7) 19/10/2016, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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