インターネット上で求職求人情報サービスを提供するエン・ジャパン株式会社(東京都新宿区)傘下のナビゴスグループ(ホーチミン市)が運営するベトナム最大の求職求人サイト「ベトナムワークス」がこのほど発表した福利厚生制度に関する調査結果によると、各種福利厚生制度の中で労働者が最も関心を持っているのは「ボーナス」だという。
労働者を対象とした調査結果では、82.4%が「ボーナス」、80.0%が「昇給」、79.2%が「魅力的な給与」、60.0%が「各種保険」、53.3%が「各種研修プログラム」と回答した。一方、雇用者を対象とした調査結果では、75.8%が「ボーナス」、72.8%が「昇給」、69.7%が「魅力的な給与」、55.8%が「各種保険」、45.3%が「各種研修プログラム」と回答している。
労働者が関心を持つ福利厚生制度は、勤務経験によって異なる。例えば新卒者の場合は「魅力的な給与」に大きな関心を寄せる一方で、「各種研修プログラム」にはあまり関心を持たない。また、実務経験を有するが管理職未経験者は「昇給」や「ボーナス」、管理職経験者は「魅力的な給与」や「各種研修プログラム」に関心を持つという傾向が見られる。