ホーチミン市でこのほど開催された市内の高校性の2017~2018年度科学技術コンテストの決勝で、高校生の寝不足に関する注目すべき研究結果が発表された。
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発表したのは高校3年生のチャン・トゥイ・チャンさんとファム・ティ・カイン・ビーさん。1時限目の授業から居眠りする同級生が多く、自身らもその経験があったことから、2人は相談してこのテーマを選んだそう。
2人は作成したアンケートでオンライン調査を実施し、市内7300人の高校生の回答を得た。その結果、回答者の半分以上が23時以降、20%が0時以降に就寝し、学校に間に合うよう5時半~6時に起床していた。このため、回答者の1日の睡眠時間は80%以上が7時間以下、10%以上が5時間以下と、青少年に推奨される8~10時間を大幅に下回ることになる。
2人の研究結果によると、高校生の睡眠不足は膨大な宿題と試験勉強、生活や勉強のストレスが少なからず影響しているという。また、5000人がフェイスブック(Facebook)やインスタグラム(Instagram)、ユーチューブ(YouTube)などのソーシャルネットワークの利用による寝不足と回答した。
この研究結果から、2人はソーシャルネットワークの不適切な使用が生徒の睡眠に悪影響を及ぼしているとして、解決策として生徒個人による学習と娯楽に充てる時間の自己管理を挙げている。このほか、教育機関に対して1限目の開始時間繰り下げや宿題の削減を提案している。
同コンテストは9月に募集が開始され、生徒1300人が680のテーマで参加した。このうち95テーマが決勝へ進んだ。