23日23時50分、アジア域内を結ぶ大容量光海底ケーブル「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」にトラブルが発生し、ベトナムから海外へのインターネットアクセスに影響が出ている。APGは2月27日にも切断事故が発生し、4月上旬に復旧したばかり。
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復旧までには2~3週間かかる見通し。各通信事業者はAPGの接続を安定して動作している別のルートに切り替えるなどして対応している。
2016年に運用が開始されたAPGは、総延長約1万0400km、総設計容量54.8Tbps。陸揚げ地は日本、韓国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポールで、故障原因となる地震や台風などの多発地域を回避するルートに敷設されている。
APGには、◇NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com、東京都千代田区)、◇FPT情報通信[FPT](FPT Holdings)、◇ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)、◇軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)、◇CMCテレコム(CMC Telecom)などが出資している。