東南部地方ドンナイ省警察傘下環境警察は15日午前4時ごろ、ビエンホア市タムホア街区にある無認可の牛臓器加工工場の立ち入り検査を実施し、安全衛生基準を満たしていない多量の牛の内臓肉を発見した。
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摘発時は作業員6人が牛の内臓肉約400kgを加工していた。このうち20kgが、漂白して新鮮に見せるほか食感を良くするため化学薬品の溶液に浸けられていた。
問題の内臓肉は不衛生なセメントの床に直に置かれていた。工場のオーナーは営業認可や食品安全衛生などを食品加工工場に求められる証明書類を提示できなかった。
工場のオーナーは警察の事情聴取で、解体工場から牛の内臓肉を買い取って1日平均約300kgを加工し、同市で販売していたと述べた。
警察は行政違反として書類に記録し、証拠物件として化学薬品などを押収した。サンプルの鑑定結果を把握した上で、引き続き処分を検討する。