牛の内臓肉を漂白し「新鮮」に、工場摘発

2018/05/19 05:19 JST配信

 東南部地方ドンナイ省警察傘下環境警察は15日午前4時ごろ、ビエンホア市タムホア街区にある無認可の牛臓器加工工場の立ち入り検査を実施し、安全衛生基準を満たしていない多量の牛の内臓肉を発見した。

(C) baodongnai
(C) baodongnai

 摘発時は作業員6人が牛の内臓肉約400kgを加工していた。このうち20kgが、漂白して新鮮に見せるほか食感を良くするため化学薬品の溶液に浸けられていた。

 問題の内臓肉は不衛生なセメントの床に直に置かれていた。工場のオーナーは営業認可や食品安全衛生などを食品加工工場に求められる証明書類を提示できなかった。

 工場のオーナーは警察の事情聴取で、解体工場から牛の内臓肉を買い取って1日平均約300kgを加工し、同市で販売していたと述べた。

 警察は行政違反として書類に記録し、証拠物件として化学薬品などを押収した。サンプルの鑑定結果を把握した上で、引き続き処分を検討する。

[Baodongnai, 13:27, 15/05/2018 (GMT+7), A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市警察環境犯罪防止警察局は11日未明、同市8区ベンルック住宅区にある食品工場の立ち入り検...
 ホーチミン市警察環境犯罪防止警察局は2日、同市トゥードゥック区ヒエップビンチャイン街区第3通りにあ...
 南中部沿岸地方ダナン市と北中部地方ゲアン省で、蛍光染色に用いられるオーラミン(Auramine O)で染色し...
 ハノイ市警察はこのほど、同市タインスアン区グイニューコントゥム通り107番地にある食品卸業者ドンヤ...
 ハノイ市警察環境警察局は15日、同市バーディン区にあるロンビエン市場の水産物売り場の立ち入り検査を...
 外側の殻を削ったココナッツを漂白剤に漬けて見た目をよくする手法は今に始まったことではないが、最近...
 市場に並ぶさまざまな種類の魚やエビ、イカなど鮮やかな色の水産物。それらのほとんどが化学物質を多用...
 食品がおいしそうに見えるよう消費者の目を引くためなら、健康に悪かろうがおかまいなくどんな方法でも...

新着ニュース一覧

 米マイクロソフト(Microsoft)が発表した調査報告書「ワークトレンド指数(Work Trend Index)」2025年版...
 在ベトナム米国大使館は18日、巡視船「CSB8022」をベトナム海上警察に引き渡したと発表した。越米間の...
 宅配を手掛ける地場ゴゾ・エクスプレス(Gozo Express)は18日、地場系コングロマリット(複合企業)
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】はこちら 【パリ編】は
 最先端の機械学習テクノロジーを活用してモバイル資産を識別・評価・最適化する米国のラウンズ(Rounds)...
 サイゴンハノイ保険[BHI](Sai Gon-Ha Noi Insurance Corporation)は、韓
 ホーチミン市7区のサイゴンエキシビション&コンベンションセンター(SECC:799 Nguyen Van Linh, quan ...
 ベトナムは、ライチの生産量で中国に次ぐ世界2位となっている。  2025年の収穫量は約30万3000tで、...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ハノイ市ノイバイ国際空港で、ベトナム人乗客による日本円の違法持ち出しが発覚した。税関当局が18日に...
 国内IT最大手のFPT情報通信[FPT](FPT Corporation)はこのほど、東南部地
 国会は18日、エネルギー使用効率化法の一部を改正・補足する法律を可決した。同法は2026年1月1日に施行...
 持田製薬株式会社(東京都新宿区)とMeiji Seikaファルマ株式会社(東京都中央区)は、持田製薬が日本で販...
 ベトナム発のITソリューション企業であるカオピーズ(Kaopiz、ハノイ市)と、東南アジア市場における医療...
 米グーグル(Google)と財政省傘下のベトナム国家イノベーションセンター(NIC)は18日、ベトナム国内での...
トップページに戻る