南北統一鉄道で最近4件の鉄道事故が連続して発生したことを受けて、交通運輸省は28日、原因の究明と責任の所在を明確にするための会議を開催した。グエン・バン・テー交通運輸相は、事故被害者と家族に陳謝すると共に、交通運輸部門のトップとして責任を取る考えを示した。
テー交通運輸相は南中部沿岸地方クアンナム省のヌイタイン駅で起きた列車の衝突事故について、人的被害はなかったものの、国の財産の損失と鉄道部門の信用を傷付けた重大な事故と指摘。これは管理・運営ミスによる人災事故であり、責任の所在を明らかにして、厳重に処分する必要があると強調した。
また、ベトナム鉄道局の役割が不明確だとし、「鉄道部門の国の管理機関として何をしてきたのか?各駅での安全確保のために何をしたのか?」とブー・クアン・コイ鉄道局長に問いただした。
テー交通運輸相は最後にグエン・ゴック・ドン交通運輸次官に対し、事故の経緯と関連した組織、すなわち鉄道局とベトナム鉄道総公社について管理者と事故の過失者・組織の具体的な責任を明確にするよう求めた。