ホーチミン市1区と2区を結ぶサイゴン川トンネル(通称:トゥーティエムトンネル)と接続する2区マイチート通り(Mai Chi Tho)で15日午前にトンネルの入り口付近に設置された足場とトタンが崩落した事故で、事故を引き起こしたトラックの運転手ホー・ブー・リン・トゥイさん(男性・40歳)が同日夕方に警察に出頭した。
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トゥイさんは事情聴取で、「1区ボーバンキエット通りからトンネルに入る際、『高さ制限4.2m』と記載されたガードを見た。自分が運転していたトラックの高さは4m程で、ガード下をスムーズに通過できた。エアコンをつけて音楽を聴きながら運転していたため、事故には全く気づかなかった」と陳情した。
トンネルを出る際にトラックが接触して足場を崩落させていたことについては、同日午前9時ごろになって初めてトラックのオーナーから聞いたという。南中部沿岸地方ビントゥアン省まで進んでいたトゥイさんは、トラックを乗り捨て、バスに乗ってホーチミン市に戻った。事故で負傷した通行人を見舞った後、警察に出頭したという。
この事故により、通行人2人が負傷して病院に救急搬送された。さらに、このトンネルは崩落した足場とトタンで進路が塞がれたため通行禁止となり、同市東部と中心部を結ぶ2区の大動脈であるマイチート通りでは通勤ラッシュの時間帯に激しい渋滞が発生した。同日午前10時ごろになってようやく現場の復旧作業が完了し、同トンネルの通行が再開された。