台湾当局は2月27日、ベトナムから台湾の空港に到着したベトナム人女性(65歳)が豚肉入りのバインテット(banh tet、ベトナム風ちまき)を持ち込んだことを発見した。
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台湾当局はこの女性に20万台湾元(約73万円)の罰金を科すことを決定したが、女性は「家族に贈るため」として罰金の支払いを拒否したため、入国を拒否された。
台湾当局は2月20日より、ベトナムから到着した旅客が豚肉や豚肉入り製品を同国へ持ち込んだ場合、持ち込んだ本人に対して高額の罰金を科す措置を適用している。
それによると、1回目の違反に対して20万台湾元(約73万円)の罰金を科す。再発の場合の罰金は、その5倍にあたる100万台湾元(約360万円)にも達する。
台湾が豚肉や豚肉入りの製品を持ち込んだベトナムからの旅客に対する罰金を引き上げた背景には、ベトナムでアフリカ豚コレラ(ASF)の流行が確認されたことがある。