農業機械・トラックの製造・組立やトヨタなどの大手自動車メーカーとの合弁事業を手掛ける大手国営企業ベトナム動力農業機械総公社[VEA](Vietnam Engine And Agricultural Machinery=VEAM)における違反事件で、公安省捜査警察機関は3日、同事件に関与したとされるVEAの元役員3人を逮捕したことを明らかにした。
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逮捕されたのは、元会長 兼 社長のチャン・ゴック・ハー容疑者(男・55歳)、元社長のラム・チー・クアン容疑者(男)、元副社長のブー・トゥー・コン容疑者(男)の3人。
また、VEA子会社元社長のグエン・マイン・チュン容疑者(男)は在宅起訴された。容疑者4人はいずれも、公的資産の使用・管理に関する国家規定に違反し、損失・浪費をもたらした容疑で捜査を受けている。
ハー容疑者はこれに先立つ2019年3月に解任されたばかり。VEAを所管する商工省は、同社を調査した結果、部品の不正取引や規定に違反した不適切な人材配置などの違反を発見し、公安省に書類を移管して捜査を要請した。
VEAは、合弁・関連会社関連収益が利益全体に大きく貢献している。この収益は主にトヨタベトナム(Toyota Vietnam)、ホンダベトナム(Honda Vietnam=HVN)、フォードベトナム(Ford Vietnam)のグループ会社3社によるものだ。