ハノイ唯一の線香村、テト間近の出荷ピーク迎える

2020/01/23 06:34 JST配信

 テト(旧正月)が間近に迫る中、ハノイ市ウンホア郡クアンフーカウ村(xa Quang Phu Cau, huyen Ung Hoa)は昼夜を問わず忙しく賑やかで、鮮やかな赤色の線香の束が一面に並んでいる。クアンフーカウ村はハノイ市に残る唯一の線香村で、100年余りの歴史を持つ。

(C) zing
(C) zing

 線香を作るにはまず、竹を割り、乾かす。乾かすために村の道路から畑、墓地まであらゆるスペースを活用する。それから、乾かした竹を線香のサイズに合わせて切る。線香をより美しく均等にするため、切ったものを束にしてまとめる役割も重要だ。

 線香作りに携わる人々の日給は1日20万VND(約960円)。以前は線香作りといえば二次産業としての立ち位置で、国内向けだけでなくインドや中国などの海外への輸出向けにも生産していた。

 しかし、近年は輸出が減り、生産に携わる人々の生活も苦しくなってきた。以前と比べて生産量は減ったものの、小さな集落に赤色の線香が広がる風景は世代を超えてこの地の人々に親しまれている。

[Zing 12:19 19/01/2020, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 米国の色見本会社パントン(PANTONE)が選ぶ「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー2023」が発表され、202...
 南中部沿岸地方クアンナム省タンビン郡ハラム村クアンフオン村落は、ベトナム中部最大の線香の生産地と...
 北中部クアンチ省ハイラン郡ハイチャイン村は、テト(旧正月)のショウガ菓子作りで有名な村だ。テトま...

新着ニュース一覧

 中国発のぬいぐるみ「ベイビー・スリー(Baby Three=娃三歳)」が、ホーチミン市の若者の間でブームにな...
 デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ(Agoda)」を運営するアゴダ・カンパニー(Agoda Company、シンガ...
 南中部沿岸地方ダナン市観光局は、2024年12月14日(土)から2025年1月2日(木)にかけて「クリスマス&ニュ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 午後3時、ハノイ市ハイバーチュン区ファムディンホー街区在住のグエン・ゴック・クアンさん(男性・61歳...
 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
トップページに戻る