新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が急速に拡大している韓国・大邱(テグ)市から帰国したベトナム人女性が健康申告時に嘘の情報を伝えて入国したことを明らかにし、さらに「隔離を免れる秘訣」としてFacebookで共有したことが大きな問題になってる。
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「隔離を免れる秘訣」を共有したのは、東南部地方ビンズオン省ジーアン町(thi xa Di An)出身のN・T・Tさん。現在テグ市に住むTさんは、釜山(プサン)発ホーチミン行きの便で25日に帰国した。
ホーチミン市タンソンニャット国際空港に到着したTさんは、感染流行地域であるテグ市から来たことを隠し、プサン市から来たと嘘をついて隔離措置を回避した。このことについて、TさんはFacebookのライブ配信で「隔離された人たちは頭が悪い人たち。私みたいに頭のいい人は隔離されないの。女は頭を使わないとだめなのよ」と自慢げに語った。
このライブ配信は物凄い勢いで拡散され、瞬く間にビンズオン省当局の耳に入った。同省保健局は翌26日にTさんを特定し、隔離措置を適用。機内でTさんの近くに座っていた乗客やTさんの家族などの接触者もリストアップされ、経過観察を受けることになった。
入国時の健康申告で嘘をついたことも言語道断だが、そのことを身元がすぐに特定できるFacebookで顔を出してライブ配信する行為といい、正直に感染流行地域から来たことを報告した人たちを見下す言動といい、とても頭がいい人がする行いとは言えない。