ベトナム人妻が心境語る、新型コロナ流行の韓国で

2020/02/27 06:16 JST配信

 新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)が流行している韓国で、韓国人と結婚し2人の幼児を育てているベトナム人妻が今の心境を吐露した。

(C)Tuoi tre
(C)Tuoi tre

―――――

 当初、韓国人たちは自国の医療システムにとても自信を持っていて、こんなに急速に新型コロナの感染が広まるとは思っていないようでした。テグ(大邱)市の新興宗教団体の信者の間で感染が拡大し、24日に800人を超えると心配する人が急に増えました。

 私が暮らす首都ソウルの地区ではまだ1人の感染者も出ておらず、夫と夫の母が経営する飲食店はいつもと変わりませんが、もし感染が発生すれば全てが変わってしまうでしょう。韓国人の夫を持つベトナム人妻たちは、一時的に避難するため帰国したいと思っています。

 夕べ、両親が電話してきて帰国するよう促しました。子供たちを連れて帰ることはできますが、夫はどうでしょう。それに私と同じようにベトナム人妻たちがみんな帰国しだしたらどうなってしまうのか分かりません。韓国で暮らすベトナム人妻が新型コロナに感染したという話もまだ聞いたことがありません。

 今、最も大事なことは私と私の家族が感染しないようにすることです。夫や子供たちとベトナムに一時避難することはまだ考えていませんが、状況によってはそうするかもしれません。

 

[Tuoi tre 09:00 25/2/2020,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 離婚した韓国人とベトナム人夫婦の子どもの多くがベトナムに帰国後、不法滞在となっていることが問題化...
 北部紅河デルタ地方バクニン省バクニン市の路上で25日午前、韓国人男性が意識を失って倒れている状態で...
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が急速に拡大している韓国・大邱(テグ)市から帰国したベトナ...
 中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)は、これまでにベトナム国内で...
 韓国人と結婚した女性をはじめベトナム人居住者が増加している韓国。各自治体や企業は異文化社会で暮ら...

新着ニュース一覧

 イタリアのサンペレグリノ(Sanpellegrino)とアクアパンナ(Acqua Panna)が冠スポンサーを務める「アジア...
 日本の警察庁組織犯罪対策部はこのほど、令和6年(2024年)における組織犯罪の情勢(確定値版)を発表した...
 北中部地方クアンチ省チエウフォン郡チエウタイン村で4月28日、南部解放・南北統一50周年(1975年4月30...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 1975年4月30日、特殊部隊の兵士だったファム・ズイ・ドー上尉(男性・75歳)は、南ベトナム大統領官邸(現...
 ホーチミン市交通公共事業局傘下の公共交通管理センターは4月28日、ホーチミン市1区サイゴンバスターミ...
 格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、5月5日(
 4月は、ドナルド・トランプ米大統領が、世界各国からの輸入品に対し「相互関税」を課すと発表しました...
 VIETJOベトナムニュースが4月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:200年の...
 今から50年前の1975年4月30日、サイゴンの南ベトナム大統領官邸(現在のホーチミン市の「統一会堂」)の...
 ハノイ市ナムトゥーリエム区にあるベトナム軍事歴史博物館は、4月30日(南部解放記念日)と5月1日(メーデ...
 世界銀行(WB)は先般発表した最新レポートの中で、ベトナムの2025年における国内総生産(GDP)成長率予想...
 石破茂内閣総理大臣は28日午後、ファム・ミン・チン首相とともに、日越企業が会するハイテク・グリーン...
 ベトナム共産党政治局は、国会民族評議会議長のイー・タイン・ハー・ニエ・クダム氏を、南中部高原地方...
 「第4回ベトナム書籍・読書文化の日」開幕に合わせて25日、ホーチミン市ビンタン区にブックストリート...
 ベトナムを訪問している石破茂内閣総理大臣とルオン・クオン国家主席は現地時間28日午前11時20分から約...
トップページに戻る