保健省の5月30日午前6時の発表によると、北部紅河デルタ地方ハイズオン省チーリン市の第125連隊の隔離施設で隔離措置を受けていたベトナム人1人が新型コロナウイルスに感染していることが明らかになった。
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5月31日と6月1日午前6時の発表では新規感染者はいなかった。これにより、ベトナム国内で確認された新型コロナウイルス感染者数は計328人となった。
ただし、1日の時点で、海外からの入国者を除くベトナム国内での新型コロナウイルスの新規感染は46日間続けてゼロ人となっている。これまでに新型コロナウイルスによる死者は出ておらず、1日までに279人が回復済み。
新たに感染が確認された1人は、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)のVN0062便で5月13日にロシアから帰国した男児(1歳)。帰国直後に受けた検査の結果は陰性だったが、4回目となる5月28日の検査で陽性となり、翌29日の検査でも陽性判定が出た。現在はハイズオン省熱帯病病院に入院している。
この男児は隔離中に、同じ便で帰国した後に感染が確認された314人目の感染者と接触があった。これにより、同便関連の感染者数は34人となった。
一方、最も重症化している国内91人目の感染者であるベトナム航空の英国人パイロット(男性・43歳)は、5月27日に意識が戻り、奇跡的な回復をみせているという。