新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第2波の震源地となっている南中部沿岸地方ダナン市では、同市人民委員会のフイン・ドゥック・トー主席が10日、感染拡大が続く現状を踏まえた上で、今後の対策を強化する方針を示した。
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同市商工局は感染拡大防止策として伝統的市場の利用を制限することを提案し、同市人民委員会がこれを承認した。それによると、各世帯の伝統的市場の利用は3日に1回とし、街区・村レベルの人民委員会が「入場許可証」を発行して利用状況を監視する。まずは各世帯に5枚の入場許可証を配布。同規定は12日から適用となり、新たな発表があるまで継続する。
トー主席は「現時点で都市封鎖(ロックダウン)は計画していないが、今後状況が悪化すれば、より厳しい対策を導入する。ダナン市民には、都市封鎖の可能性も念頭に置きながら、現行の社会的隔離措置を遵守して欲しい」と話した。
これに先立ちダナン市では、7月28日から首相指示第16号/CT-TTgに沿った最も厳しい社会的隔離措置が適用されており、ホアンサ郡((島)、中国が実効支配)を除く市内全域が対象となっている。