タクシー運転手殺害・死体遺棄事件、中国人男3人に死刑

2020/12/01 12:48 JST配信

 2019年8月に中国人の男3人がベトナム人タクシー運転手を殺害し、死体を遺棄した事件で、ハノイ市人民裁判所は11月27日、被告3人に死刑の判決を下した。

(C) zingnews
(C) zingnews

 死刑を言い渡されたのは、◇ブオン・ドン・ドゥオン被告(27歳)、◇ブオン・ホック・ロイ被告(24歳)、◇チュオン・キエン被告(19歳)の3人。いずれも強盗殺人罪に問われていた。

 起訴状によると、被告らは2019年8月8日に中国からベトナムへ不法入国した後、中国と国境を接する東北部地方ランソン省でタクシーをチャーターし、ハノイ市に向かうよう指示した。タクシーを運転していたのは、今回の事件で犠牲になったN・H・Mさん(男性・53歳、ランソン省在住)だった。

 Mさんはその途中で殺害され、遺体は殺害現場から70km離れたハノイ市バービー郡のチュンハー橋から川に遺棄された。被告らは、奪ったタクシーでラオスに向かったが、翌9日早朝に西北部地方ソンラ省で車両が故障したため、タクシーを乗り捨てて船で川を渡り、同地方ホアビン省に移動した。3人は同日夜、警察に逮捕された。Mさんの遺体は2019年8月12日にハノイ市ロンビエン区を流れる紅河で発見された。

 被告3人は裁判で罪状を全面的に認め、賠償金16億VND(約720万円)の支払いに同意した。

[Zing 14:40 27/11/2020, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 8日深夜にタクシー運転手が中国人の男3人に殺害された事件で、被害者のN・H・Mさん(男性・50歳、東北部...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 ホーチミン市保健局はこのほど、日帰り利用の1日型デイサービスモデルの発展を奨励すると発表した。サ...
 コンビニエンスストア「GS25」を運営する韓国のGSリテール(GS Retail)はこのほど、ベトナムで展開する...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市ニャーベー村には、貧しい人々や身寄りのない人々の最期を見送ることに人生のすべてを捧げ...
 中国人観光客は2日から、ベトナム国内で越境QRコード決済「ベトQRグローバル(VietQRGlobal)」を通じて...
 動画配信サービス「Clip TV」が、12月31日をもってサービスを終了する。  これは、公式ウェブサイ...
 パスワードマネージャーを提供するノードパス(NordPass)は、流出したログイン情報を基にパスワードの利...
 ブイ・タイン・ソン副首相は、2035年までに実施するエネルギー分野の国家重点事業を承認する首相決定第...
 政府は2日、外国人が電子ビザで出入国できる国境検問所を新たに41か所追加する決議第389号/NQ-CPを公布...
 2026年の新暦正月は、元旦が木曜日にあたるため、2026年1月1日(木)の1日のみ休日となる。  また、2...
 国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)は1日、全国の自社小売ネットワークで民...
 シェアサイクル事業を手掛けるチーナムグループ(Tri Nam Group)は12月1日、ハノイ市で初となる公共電動...
 トランスコスモス株式会社(東京都豊島区)の100%子会社で、ベトナムでアジャイル開発サービスなどを提...
 ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)を中心とした太陽光発電設備及び蓄電池設備のコンサルティング...
 「史上最高のゴルファー」と称されるタイガー・ウッズ氏が、自身が設立したゴルフコース設計会社のTGR...
トップページに戻る