ホーチミン市当局は現在、複数の新型コロナウイルスワクチンメーカーとの間で交渉を進めており、2021年末までに500万~1000万回分のワクチンを調達する方針。
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これは、同市人民委員会のズオン・アイン・ドゥック副主席が21日に開かれた同市のワクチン接種に関する記者会見で明らかにしたもの。
交渉は仲介者を挟むことなく、市が直接行っている。詳細な交渉条件に関する情報は現段階で公開できないが、契約締結が実現した場合、市が詳細を発表するとしている。
市はこれまでに保健省から計100万回分のワクチンを受け取っており、年末までにさらに1000万回分を調達する予定。これにより、市人口の接種率75%達成を目指す。
なお、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第4波が急拡大しているホーチミン市はこのほど、保健省からワクチン83万6000回分の優先配分を受け、19日から接種キャンペーンを開始した。
このうち、78万6000回分は日本政府から無償給与された英アストラゼネカ(AstraZeneca)製のワクチン。ベトナム人民軍も動員して1000か所の接種会場(医療センター、移動型の接種会場など)で一斉に実施し、5~7日間で接種が完了する予定。キャンペーン終了後、市人口の接種率は6%となる見通し。