アジアユースカウンシル(Asia Youth Council=AYC)はこのほど、社会に貢献した若者を表彰する「優秀若手リーダー賞2021」の受賞者10人を発表した。ベトナムからは、ホアン・トゥアン・アイン氏とチャン・アイン・トゥー氏の2人が選ばれた。
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ホアン・トゥアン・アイン氏は、東南アジア地域でスマートロックの「PHGロック(PHGLock)」の代理店になっているブルーユニバース(Blue Universe)の社長。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が国内で流行していた2020年4月に、収入減少で苦しんでいた貧困層にコメを無料で配る自動コメ配り機「コメATM」を開発したことで知られるようになった。2021年8月には、新型コロナ感染者向けに「酸素ボンベ無料交換サービス」をホーチミン共産青年同盟(青年団)およびベトナム若手実業家協会と協力して開始し、患者の治療に貢献している。
チャン・アイン・トゥー氏は、中央伝染病衛生研究所の感染症管理部門の医師で、国内で新型コロナの感染防止活動に携わっている。新型コロナに関する科学研究に貢献し、2本の国際的科学論文に共著者として参加している。
AYCは、アジアの青年団体の連帯と協力を促進する目的で1972年8月に設立された非政府組織。今年の優秀若手リーダー賞は、年齢が18~35歳で、新型コロナに対応する活動を立ち上げた人物や社会をより良くするためのボランティア活動に参加した人物に贈られた。