ホーチミン市は現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により各医療施設で治療を受けている患者や死亡した人の情報を検索したり、統計・分析情報を調べたりすることができる携帯アプリの開発を進めており、一部で試用を実施している。ウェブサイトでも利用できるようにするという。
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ホーチミン市共産党委員会事務局によると、このプロジェクトには、同市の商工局や司令部の党委員会、市熱帯病病院、クアンチュンソフトウェアパーク開発社、市コンピューター協会(HCA)が参加している。
アプリを使えば、新型コロナ患者の入院から退院まで、死者の場合は遺骨が家族の元に届くまでのデータを追跡できる。患者や死者に割り振られたQRコードによって、医療施設、葬儀場、市町村、省・市別に情報検索が可能で、治療の状況や遺骨の保管場所などについても調べられる。
現在アプリは、市葬儀場と市熱帯病病院で試験的に利用されている。今後、アプリの利用範囲を各医療施設に拡大し、要請があれば各地方にも拡大する方針だ。