- Jizokuと地場キングランズが覚書締結
- 環境に配慮した農法への転換に取り組む
- 農産物価値向上とカーボンクレジット発行
一次産業におけるカーボンクレジットの創出支援事業株式会社Jizoku(東京都国立市)は、持続可能な農業に向けてオーガニック農業を推進する地場キングランズ(Kinglands)との間で、覚書(MOU)を締結した。
![]() (C) Jizoku |
両社は今後、果樹園の環境に配慮した農法への転換に取り組み、農産物の価値向上とカーボンクレジットの発行を目指し、持続可能な農業の実現に貢献する。
Jizokuは、日本とアジア地域を中心に持続可能な農業を推進しており、水稲栽培における水管理方法の変更、バイオ炭の生産などの取り組みを支援してきた。また、農地の生物多様性評価や人工衛星を活用した農業モニタリングなど、先端技術の活用にも取り組んでいる。
キングランズは、国際的なオーガニックおよびハラール基準に準拠した、持続可能で化学物質を使用しない農業のリーダーとしての地位を確立している。ベトナム国内外の市場、特に中東、東南アジア、ヨーロッパなどのイスラム教徒が多い地域に、安全で高品質かつ倫理的に生産された農産物を提供している。
キングランズはまた、ベトナムの農家とグローバルなハラール市場を結びつける上で重要な役割を果たしており、農家が持続可能で国際的に認められた農業慣行を採用できるよう支援している。さらに、ダイオキシン汚染や化学物質残留物の影響を受けた農地の再生を先導し、グローバルなハラールおよびオーガニック基準を満たすクリーンで認証された農地に転換している。