国際連合教育科学文化機関(UNESCO=ユネスコ)の第41回総会で17日、総会の下部機関である執行委員会の2021~2025年期執行理事国選挙が行われ、ベトナムは92%に相当する163票を獲得して理事国に当選した。ベトナムが執行理事国に選出されたのはこれが5回目。
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第41回に総会に参加したベトナム代表団長で、外務省文化外交・ユネスコ部長 兼 ベトナムユネスコ国家委員会総書記のマイ・ファン・ズン氏は、執行理事国への選出はベトナムの国際社会における地位や威信が向上していることの現れであり、ユネスコに対するベトナムの貢献が国際社会に認められたことを意味するとの認識を示した。
ズン氏は、ベトナムは執行理事国として今後4年間の任期に、教育・文化・自然科学・社会科学・情報通信の5分野でユネスコのプログラムに積極的に貢献する方針を示した。
ベトナムは1978~1983年、2001~2005年、2009~2013年、2015~2019年にも執行理事国を務めている。執行委員会は58か国で構成され、ユネスコの短・中期事業計画や予算案の作成、事務総長候補の選出などを行っている。