南部メコンデルタ地方キエンザン省フーコック市軍事司令部は27日、国防省国防工業総局傘下Z195工場の政治部に勤務するブイ・バン・ニエン中佐が、入院先の病院で死亡したと発表した。中佐は死亡する前日、海でおぼれた少年を救出した後、過労で倒れて病院に緊急搬送されていた。
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軍事司令部によると、26日午前6時45分ごろ、ニエン中佐は波に流された人がいるという叫び声を聞いて、遭難者を救出するため、海に飛び込んだ。中佐と監視員は、おぼれていたグエン・ニャン・フック・ラム君(北部紅河デルタ地方バクニン省在住、13歳)を救出して岸まで運んだ。
英雄的行為で少年の命を救ったニエン中佐だったが、その後、過労で倒れてしまい、病院に運ばれたが、回復することなく、そのまま息を引き取った。