ベトナムは2016年から2021年までの期間に102か国・地域から約4万5000人の外国人留学生を受け入れた。このうち、ベトナムと外国政府との間で締結された協定のもとで訪越した留学生が全体の26.6%を占めた。
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外国人留学生は主に大学の学部に在学するか短期コースに参加しており、修士号・博士号の取得を目的とする留学生は少ない。博士課程の外国人留学生は主にラオス人やカンボジア人、またベトナム学を専攻する中国人、韓国人、日本人となっている。
外国人留学生を国籍別でみると、ラオス人とカンボジア人が全体の80%と圧倒的な割合を占め、残る20%を韓国人や中国人、フランス人、日本人などが占めている。
なお、様々な国籍の外国人留学生を1000人以上誘致している教育施設として、◇ベトナム国家大学ハノイ校(VNU)(外国人留学生の国籍数:74)、◇ベトナム国家大学ホーチミン市校(VNUHCM)(同:47)、◇ハノイ大学(同:44)、◇フエ大学(同:38)、◇タイグエン大学(同:29)、◇ダナン大学(同:13)が挙げられる。