クアンチ省:戦争の記憶展示施設が一般公開、砲弾の空薬きょうが柱

2023/10/14 10:04 JST配信

 北中部地方クアンチ省ゾーリン郡にあるチュオンソン国家烈士墓地の近くに、砲弾の空薬きょうを柱にして建てられた施設「戦争の記憶・砲弾の家」が、7月に一般公開された。面積は300m2余りで、内部にはベトナム戦争時代のランプやラジオ、水筒、電話、工具など数千点の遺物と写真が展示されている。

(C) doanhnghiepvn
(C) doanhnghiepvn
(C) doanhnghiepvn
(C) doanhnghiepvn

 この施設を作ったのはクアンチ省ビンリン郡ビンソン村在住のチャン・コン・チュックさん(男性・54歳)。チュックさんは、兄弟6人を戦争や爆撃で失い、母親は「ベトナム英雄の母」の称号を得ている。

 チュックさんは20年以上前から、国内に残された空薬きょうなどを展示する「砲弾の家」を建設する夢を温め、こつこつと収集してきた。2019年に建設の準備が整ったが、新型コロナ禍のため延期を余儀なくされ、2023年になって友人らと実行に移した。

 空薬きょうで作った柱は30本ほど。1本の柱は4~6個の薬きょうを組み合わせて作った。火薬はもちろん残っていないが、600kgを超える巨大な薬きょうもあり、移動に重機が必要だった。余った薬きょうで、屋敷の周りに柵を設ける予定だという。

[Doanh Nghiep Viet Nam 07:32 06/10/2023, O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

新着ニュース一覧

(※本記事はVIETJOベトナムニュースのオリジナル記事です。) 【ロンドン編】は
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 世界最大の旅行プラットフォーム「トリップアドバイザー(Tripadvisor)」は、トラベラーズチョイスアワ...
 ステーキレストランの世界ランキングを発表している「WORLD’S 101 BEST STEAK RESTAUR
 ホアン・スアン・チエン国防次官と米国防総省インド太平洋安全保障担当のジョン・ノー国防次官補は8日...
 アゼルバイジャンを公式訪問したトー・ラム書記長は、同国の首都バクーで現地時間7日午後にイルハム・...
 財政省は、石油・ガソリン小売最大手ペトロリメックス[PLX](Petrolimex)
 南中部沿岸地方クアンナム省人民委員会はこのほど、同省のチューライ・チュオンハイ拡張自動車機械工業...
 ホーチミン市タンソンニャット国際空港の第3旅客ターミナル(T3)で7日、雨漏りが発生した。投資総額11兆...
 チャン・ホン・ハー副首相はこのほど、南中部高原地方コントゥム省で建設が計画されているマングデン空...
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)はこのほど、オランダに本社を置き
 相互関税への対応の一環として、米国側との交渉を担当するベトナム政府交渉団の団長を務めるグエン・ホ...
 インドとパキスタンの衝突を受け、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)
 南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市の海岸で2023年12月に発見された古い木造船は、数百年前に建造さ...
トップページに戻る