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ハノイ市ロンビエン区で11月17日と18日の両日、2015年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された「綱引き」の祭りが開催される。
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西北部地方ラオカイ省・紅河デルタ地方ビンフック省・同バクニン省・ハノイ市の4省・市と韓国の忠清南道唐津市から8チーム、計500人近くが参加して、綱引きの儀式と対戦が行われる。こうしたイベントは初めて。
計画によると、17日に綱引きに関する世界遺産教育の座談会をハノイ博物館で開催。韓国の綱引き協会やハノイ市の各博物館、大学などの代表が参加し、無形文化遺産や綱引きの儀式などの教育について経験を共有する。チャンブー寺では、綱引きに関する資料や写真の展示が行われる。
18日はチャンブー寺で、綱引きの儀式の保存に関する国際座談会を開催。8チームによる対戦も行われる。ベトナム文化遺産協会のドー・バン・チュ会長は「ユネスコに無形文化遺産と認められたからには、ベトナムのものというだけでなく世界の遺産の一部になったと言える。綱引きの伝わる国内の各地方や外国との連携を深めたい」と語った。
なお、ユネスコは2015年にカンボジア、フィリピン、韓国、ベトナムの4か国に伝わる綱引きを無形文化遺産に登録した。また、2018年にはラオカイ省・ビンフック省・バクニン省・ハノイ市に伝わる綱引きも、同じく無形文化遺産に登録した。