ハノイ:違法ポーカー賭博場を摘発、ギャンブラーに日本人も

2023/12/12 06:12 JST配信
  • 日本人含む多国籍ギャンブラー起訴
  • 会員登録制で数千人の会員集める
  • 警察、捜査範囲を拡大中

 公安省傘下の捜査警察機関は10日、ハノイ市カウザイ区イエンホア街区にある違法ポーカー賭博場「ルーカス・パレス・クラブ(Lucas Palace Club)」を摘発したと明らかにした。

(C) vietnamnet
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 同事件では、11人が賭博開帳容疑、16人が賭博容疑で起訴された。賭博容疑で起訴されたギャンブラーの中には、日本人や韓国人、中国人など多くの外国人が含まれる。

 捜査結果によると、2019年10月に設立されたTPTハノイサービス(TPT Hanoi Service)が、イエンホア街区マックタイトー(Mac Thai To)通りにある住宅を賃借して「ルーカス・パレス・クラブ」を運営し、違法ポーカー賭博を開帳していた。

 違法賭博の開帳による利益は、元締めのチャン・スアン・ミン容疑者(男・33歳)とダオ・アイン・ズン容疑者(男・31歳)の2人が受け取っていた。

 ポーカートーナメントに参加して賞品を獲得したり、ポーカー形式でギャンブルをしたりするには会員登録が必要で、クラブは摘発されるまでに数千人もの会員を集めていた。

 警察は張り込み捜査を経て、10月15日に摘発に踏み切った。立ち入り検査では、ポーカーチップやポーカーテーブル、パソコン、トランプ、現金、携帯電話など、犯行に使われたとみられる多数の証拠物件が押収された。賭博の総額は約200億VND(約1億1800万円)に上る。

 同事件を巡り、警察は捜査範囲を拡大している。

[An Ninh Thu Do 18:04 10/12/2023 / Vietnamnet 18:55 10/12/2023, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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