ベトナムの2病院に陽子線治療センターを設置へ、国内初

2024/03/08 11:07 ICT配信
  • 放射線治療の質の向上が目的
  • 投資総額は約250億円の見込み
  • がん患者の負担軽減に期待

 政府は、放射線治療の質の向上を目的として、ハノイ市のK病院とホーチミン市のチョーライ病院に陽子線治療センターを設置することを決定した。

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 それぞれのセンターに陽子線治療装置を導入し、投資総額は4兆2000億VND(約250億円)の見込み。実現すれば、国内初の陽子線治療センターとなる。

 陽子線治療は、X線ではなく陽子線を使用する放射線治療の一種。現在は、国内のがん患者が陽子線治療を受けるには海外に渡航しなければならない。2023年の時点で世界各国に計123か所の陽子線治療センターがあり、このうち米国が43か所、日本が26か所、中国が7か所などとなっている。

 国内に陽子線治療センターを設置することは、がん患者の負担の軽減だけでなく、外貨流出の抑制にもつながるものと期待される。

 なお、現在の国内での放射線治療は、直線加速器(リニアック)と呼ばれる放射線発生装置を用いて腫瘍に高エネルギー放射線を照射し、治療を行っている。全国には直線加速器が84台あるが、その多くは使用開始から10~15年が経過し、老朽化が進んでいるのが現状だ。

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