東南部開発計画、1人当たりGRDPを50年までに830万円に

2024/05/07 14:00 JST配信
  • チン首相が東南部開発計画を承認
  • 東南部を東南アの主要な経済中心地に
  • 30年までの1人当たりGRDP成長率8~9%

 ファム・ミン・チン首相は、「2050年までを視野に入れた2021年~2030年の東南部地方開発計画」を承認する決定を公布した。

(C)tuoitre
(C)tuoitre

 同計画では、◇ホーチミン市、◇ドンナイ省、◇ビンズオン省、◇ビンフオック省、◇バリア・ブンタウ省、◇タイニン省を含む東南部地方を経済、金融、教育訓練、科学技術、イノベーション、デジタル変革において、国内のみならず東南アジアの主要な中心地とすることを目指す。

 東南部地方は、デジタル経済、共有経済(シェアリングエコノミー)、グリーン経済(グリーンエコノミー)、循環経済(サーキュラーエコノミー)に焦点を当てて発展の原動力とし、夜間経済(ナイトタイムエコノミー)の開発にも注力する。

 グローバルバリューチェーンについては、確固たる地位を有するハイテク産業と高品質のサービス産業の開発を優先。新たな開発空間と成長原動力を生み出すべく、開発に向けた考え方とビジョンを刷新し、国際的競争力に優れたメカニズムと政策を策定する。

 インフラ整備については、2030年までに東南部地方と他の地方を結ぶインフラシステムを概ね完成させることを目標に掲げ、特に全長約850kmの高速道路の完成を実現する。

 2021年~2030年の域内総生産(GRDP)の年平均成長率を+8.0~9.0%とし、このうち、ホーチミン市は+8.5~9.0%とする。2031年~2050年のGRDPの年平均成長率は+7.5%とし、2050年までに1人当たりのGRDPを5万4000USD(約830万円)に増やすことを目指す。

[Tuoi Tre 13:55 04/05/2024 / Thanh Nien 17:10 04/05/2024 U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市人民委員会は20日に開かれた2023年の経済社会発展計画に関する会議で、2022年の域内総生産...
 ベトナム共産党政治局がこのほど公布した、2030年までの東南部地方の経済・社会開発と国防・安全保障お...

新着ニュース一覧

 ハノイ市のバーディン広場で2日、ベトナム建国記念日80周年(1945年9月2日~2025年9月2日)を記念し、軍...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 IPTPネットワークス(IPTP Networks)は8月28日、南中部地方ダナン市のハイテクパークで人工知能(AI)デー...
 ハノイ市のバックマイ送信所は、1945年9月に独立宣言を放送した場所であると同時に、「ベトナムの声放...
 ホーチミン市で凧揚げを楽しんでいた男性が凧糸で手首を切断する事故が発生した。同市では8月末、台風...
 地場系コングロマリット(複合企業)チュオンハイグループ(Truong Hai Group=THACO)は8月28日、南中部地...
 各種ウェブサービスの企画・運営やコンサルティング・アクセス解析などを手掛ける株式会社アピリッツ(...
 ハノイ市人民委員会はこのほど、同市都市鉄道(メトロ)2号線(ナムタンロン~チャンフンダオ間)のC8駅...
 ホーチミン市人民評議会はこのほど、少子化問題解決に関する決議を採択した。決議によると、高齢出産と...
 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、10月26日より開始する冬季運航ス
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 ホーチミン市建設局(旧交通運輸局)傘下の公共交通管理センターは8月28日、スアントイソン(Xuan Thoi Xo...
 日本の外務省は8月28日、令和7年度(2025年度)外務大臣表彰受賞者を発表した。日本とベトナムの関係では...
 大手長距離バスのフタバスラインズ(Futa Bus Lines、Phuong Trang=フオンチャン)傘下で自動車製造を手...
トップページに戻る