- リーソン郡、クジラ2体の復元骨格を展示
- ベトナム版ギネスブックに認定
- 200年以上にわたり島民が大切に保存
南中部沿岸地方クアンガイ省リーソン郡(島)人民委員会メディア文化スポーツセンターのチュオン・ディン・トゥアン所長は17日、リーソン郡が国内最大の2体のクジラの復元骨格を展示している場所として、ベトナム版ギネスブックのベトナム・ブック・オブ・レコード(ベトキングス=Vietkings)に認定されたと発表した。
(C) dantri |
トゥアン氏によると、これらの骨格は200年以上にわたって島民によって大切に保存されてきた。2体のうち大きい方は長さ22mで「ドンディン・ダイブオン(大王)」、小さい方は18mで「ドゥックグー・ニビトンタン(二位尊神)」と呼ばれている。
修復前の骨格は、島民にとって神聖な場所に保管され、年に一度数人が立ち入って供養の儀式をするだけだった。リーソン郡人民委員会は2020年、骨格を復元して島民や観光客向けに展示することを決定。破損している個所の修復が翌2021年に完了し、展示を始めた。
同郡人民委員会によると、2023年から現在までに2体のクジラの骨格を見学に訪れた人は延べ20万人に上る。ここでは2体のクジラの骨格に関する神秘的な話を聞いたり、島民のクジラ信仰について学んだりすることができる。