- 腐敗したナゴイ村人民委員会
- 41歳の現主席が麻薬密売で逮捕
- 前主席も麻薬輸送で昨年末逮捕
北中部地方ゲアン省ビン市警察は9日、隣国ラオスから違法薬物を密輸していたとして、同省キーソン郡ナゴイ村(xa Na Ngoi, huyen Ky Son)人民委員会主席のムア・バー・ブー容疑者(男・41歳)と、ハノイ市出身のレ・ホアン・クオン容疑者(男・35歳)を逮捕したと明らかにした。
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ブー容疑者は、村人民委員会主席という立場を利用して、国境を越えた他の容疑者らと共謀し、ラオスから違法薬物を密輸していた。捜査当局は9日午前、キーソン郡からビン市に違法薬物を輸送していた同容疑者を発見して逮捕。
警察は証拠品として、総重量35kgの合成麻薬、ヘロイン4錠、輸送用のピックアップトラックおよびその他の関連物件を押収した。逮捕の際、抵抗する容疑者を制圧するため、警察は数発の弾丸を発砲しなければならなかった。
時を同じくして、同市警察はクアナム郡(huyen Cua Nam)で、違法薬物の売買・輸送の疑いにより、クオン容疑者を逮捕し、ここでも多くの証拠品を押収。
警察の調べによると、ブー容疑者は地元に精通しているという自身の立場を悪用して、麻薬密輸ルートを運営し、国内各地で売りさばいていた。同容疑者は2023年にナゴイ村人民委員会主席に選出。それ以前は、長年にわたり同村人民委員会の副主席を務めていた。
これに先立つ昨年末には、同村人民委員会の前主席であるムア・ズア・タイ容疑者も違法薬物の輸送容疑で逮捕されていた。