- ワルシャワにベトナム庭園がオープン
- アジア太平洋博物館の文化スペースに
- 外交関係樹立75周年記念事業の一環
ポーランドの首都ワルシャワにあるアジア太平洋博物館の文化展示スペースの一角に、ベトナム庭園が完成した。開所式にはベトナムからホー・アン・フォン文化スポーツ観光次官らが出席した。
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1973年に設立したアジア太平洋博物館は、アジアのさまざまな絵画や楽器、調度品などを展示しており、ヨーロッパでも数少ないアジア太平洋諸国に特化した博物館として知られる。同博物館では、40か国以上から収集された約2万5000点の工芸品が収蔵されている。
今回オープンしたベトナム庭園は、ポーランドおよび国際社会にベトナムの文化・芸術を紹介し、ベトナムとヨーロッパの文化的架け橋となることを使命としている。
式典に参加したフォン次官は、「ベトナム庭園の造成は、単なる景観づくりではなく、ベトナムのアイデンティティ、文化の深み、精神性を象徴するプロジェクトだ。竹の天蓋や生垣、伝統工芸品、これらはベトナム人に故郷を思い出させるだけでなく、世界の人々にベトナムを知ってもらうきっかけにもなる」と語った。
なお、今回のベトナム庭園の開所式は、両国の外交関係樹立75周年を記念したポーランド・ベトナム文化観光ウィークの枠組みで開催された。