- 国内外の専門家やハイテク企業が参加
- 半導体人材の育成エコシステムを構築
- 半導体分野での国家競争力の向上に貢献
ホーチミン市のクアンチュンソフトウェアパークでこのほど、「ベトナム半導体産業人材開発連盟(SEVINA)」が設立された。
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SEVINAは、国内外の専門家や多数のハイテク企業が参加し、大学や企業、管轄機関をつなぎ、実践的で即戦力となる半導体人材の育成エコシステムを構築することを目標に掲げている。
同連盟は、大学や短期大学と連携し、半導体分野の人材育成を推進する。今後5年間で1万人の高度人材の育成を目指し、半導体分野での国家競争力の向上に貢献していく。
その一環として、企業のニーズに即した半導体人材育成カリキュラムを構築し、学校・研究機関・企業間で連携可能なオープンでシームレスな学習システムを確立する。また、企業と教育機関の間で技術移転・応用研究を推進するほか、半導体プロジェクト向けインフラ開発の計画立案の助言などを行う。
近年、米国のインテル(Intel)やアムコー(Amkor)、韓国のサムスン(Samsung)やハナマイクロン(HANA Micron)、LG、台湾のフォックスコン(Foxconn)などの半導体分野の大手企業が、相次いでベトナムへの投資を拡大しており、設計・パッケージング・テスト分野などでの人材ニーズが急増している。一方で、現在の人材供給は需要に追いついていないのが現状だ。