AI・衛星画像で学校周辺の交通状況を評価、建設省の研修で導入

2025/08/14 13:25 JST配信
  • ダナン市で国際シンポジウム開催
  • 24年、子供が関係する事故が2000件超発生
  • 学校周辺のインフラ整備や交通管理対策

 建設省はこのほど、AIP基金(AIP Foundation)と協力し、南中部地方ダナン市で国際シンポジウム「学校周辺の交通安全度評価と交通インフラ・交通管理改善策の導入トレーニング」を開催した。

(C) tuoitre
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 世界保健機関(WHO)の統計によると、世界では毎年約130万人が交通事故で死亡し、被害額はおよそ1000億USD(約14兆7000億円)に上る。ベトナムでは2024年に、子供が関係する事故が2000件超発生し、900人近くが死亡した。

 今回のシンポジウムでは、中央および地方の機関が学校周辺のインフラ整備や交通管理対策を効果的に実施し、生徒の死傷を減らすための基礎づくりとして、ベトナム道路局や地方建設局の職員に対する管理業務のトレーニングが行われた。また、学校周辺の交通安全向上のために活用されている3つの主要ツールが専門家から紹介された。

 ツールの1つは、2023年8月に交通運輸省(現在の建設省)が発行した、学校周辺交通安全ハンドブックという技術資料で、この資料はベトナム国内の多くの学校周辺インフラ改修プロジェクトで活用されている。

 また、ビッグデータスクリーニング(Big Data Screening)という手法が、人工知能(AI)・衛星画像・360度ストリートビューを組み合わせた先進的技術ソリューションとして初めてシンポジウムで紹介された。

 さらに、技術者や管理者が各学校の安全度を評価し、それに基づいて適切な介入策を提案できるツールとして、国際道路評価プログラム(iRAP)が開発した学校星評価ツール(SR4S)もトレーニングに導入された。

 建設省傘下の交通安全運輸部のホアン・テー・トゥン副部長は、道路交通事故は世界的な問題で、特に学齢期の子供にとって深刻だとした上で、「今回のトレーニングは、ベトナムの交通管理機関がAIPや他の国際機関と協力し、交通インフラの改善や、子供の安全確保、事故やけがの防止に取り組む機会を強化する場でもある」と述べた。

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