- メトロ社員が車内持ち込みを拒否
- 車内持ち込み禁止に関する規定なし
- 規定が整備されるまで持ち込み認める
ハノイ市の都市鉄道(メトロ)を運営するハノイ・メトロ(Hanoi Metro)は12日、社員がリチウムイオンバッテリー付き折りたたみ自転車の車内持ち込みを拒否した件について、謝罪した。
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ハノイ・メトロは、◇2A号線(カットリン~ハドン間)と3.1号線(ニョン~カウザイ間)を運行している。2A号線と3.1号線について、リチウムイオンバッテリー付き折りたたみ自転車の車内持ち込み禁止に関する同社の規定はまだ存在していないが、社員が車内持ち込みを拒否したという。
同社はこれについて、規定が整備されるまで、リチウムイオンバッテリー付きを含む折りたたみ自転車の持ち込みを認めるよう社員に指示した。
一方で、乗客に対しては、路線バスや公共自転車(コミュニティサイクル)の利用を推奨するとともに、公共交通機関における火災・爆発リスクの低減を目的として、特に混雑する時間帯はリチウムイオンバッテリー付き折りたたみ自転車の持ち込みを控えるよう呼びかけた。
なお、ハノイ・メトロによると、世界の多くのメトロでは、リチウムイオンバッテリー付き折りたたみ自転車の持ち込みを禁止するか、バッテリーの容量制限や取り外しを義務付けているという。
同市では現在、メトロ2路線が運行中で、2021年11月に運行を開始した2A号線は1日4万5000人、2024年8月に運行を開始した3.1号線は1日1万5000~2万人を輸送している。