- 双子妊娠23週、労働災害で右前腕ほぼ切断
- 再建手術に向けて右手を右脚に一時移植
- 約570万円の募金集まる
ホーチミン市保健局は9月27日、事故で切断された手を一時的に脚に移植した妊婦の状態について発表した。
![]() (C) dantri |
ホーチミン市のビンズオン総合病院は9月13日、労働災害により右前腕に重度の損傷を負ったPさん(女性)を、ジーアン地域医療センターから受け入れた。
病院に搬送された時点で、前腕はほぼ切断された状態で、骨は砕け、動脈も損傷しており、手を失うだけでなく、生命の危険もあった。特にPさんは妊娠23週で、双子を身ごもっていた。
ビンズオン総合病院は、Pさんを受け入れた直後に緊急処置を行い、院内に「レッドアラーム」を発動した。救急科、麻酔科、産科、整形外科などの専門医を緊急招集して、合同カンファレンスを行った。
結果、胎児は安定しており、陣痛も始まっていなかったが、右手の前腕の半分が切断されかけており、尺骨と橈骨は粉砕骨折し、尺骨動脈と橈骨動脈も損傷していたため、緊急手術が必要と判断された。
皮膚や筋腱を最大限に温存し、感染を防ぎ、今後の再建手術の条件を整えるため、手術チームはマイクロサージェリーによる動静脈吻合技術を用いて、右手を一時的に右脚に移植し、血流を維持する手術を行った。
約3時間に及ぶ手術の後、血流は良好に回復し、指先にも赤みが戻った。現在、妊婦は順調に回復しており、意識は明瞭で、バイタルサインも安定し、軽く歩行することもできる。移植された手の血色も良好で、胎児の状態も安定している。
今後は、胎児が32週に達して十分に成長した段階で、母親が自分の手で双子を育てられるよう、医師らは切断された手を腕に再接合する方法を検討する。
なお、この妊婦の境遇を知った多くの人から募金が集まり、9月27日までに支援金は10億VND(約570万円)を超えた。



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