ノイバイ空港に放置のB727型機、航空学院への引き渡しが決定

2026/03/12 05:20 JST配信

 建設省は、ハノイ市ノイバイ国際空港に放置されているボーイングB727-200型機を、教材としてベトナム航空学院に引き渡すことを決定した。

(C) tuoitre
(C) tuoitre

 同機は、すでに建設省傘下ベトナム航空局(CAAV)に処理が委ねられていたが、今回、公的資産管理使用法の一部細則を規定した政令第186号/2025/ND-CPに基づき、同資産をベトナム航空学院に引き渡し、教材として管理・使用させることとなった。

 もともとカンボジアの航空会社であるロイヤル・クメール航空(Royal Khmer Airlines=RKA)が所有していた機体だが、トラブルにより2007年5月1日からノイバイ国際空港に駐機したままとなっていた。

 2014年11月にカンボジア民間航空国家委員会は、ロイヤル・クメール航空の運航者証明書(AOC)が取り消されたこと、同機が2008年10月にカンボジア国籍登録から抹消されていること、同機の処理をベトナムがベトナム法に基づいて行うことに同意する旨を通知した。

 2015年6月、ベトナム航空局は1975年製の同機について、劣化が著しく修復不可能と判断した。米国の航空機メーカーであるボーイング(Boeing)も、放置された同機の商業的価値はゼロと確認している。

 同機は2017年1月に公的資産として確定されたが、国内のみならず世界でも取引に前例のない特殊な資産であることから、競売で売却するには困難が大きかった。

 2025年8月、建設省は副首相に対し、同機を競売ではなくベトナム航空学院に教材として引き渡すことを提案した。同年10月に政府官房は、関係各省の意見を踏まえた副首相の見解を通知し、副首相は、建設省が中心となって、同機をベトナム航空学院へ教材として引き渡す方法により処理するよう指示していた。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 交通運輸省傘下のベトナム民間航空局(CAAV)は25日、ハノイ市のノイバイ国際空港に放置されているボーイ...
 ハノイ市にある高齢者介護施設「ジエンホン高齢者介護センター」はこのほど、ブオン・ディン・フエ副首...
 交通運輸省は、ブオン・ディン・フエ副首相の承認のもと、ハノイ市のノイバイ国際空港に10年間にわたり...

新着ニュース一覧

 政府はこのほど、ガソリンや石油などの一部品目に対する輸入関税を0%に引き下げる措置の適用期間を、6...
 海外販売向けコンサルティングなどを展開する株式会社ワサビ(大阪府大阪市)は、ベトナム現地法人「ワサ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 5月に施行される新規定7本をまとめて紹介する。 1.家族内のジェンダー不平等の罰金引き上げ  ...
 ホーチミン市の中心部には、築140年以上の給水塔が今も存在している。この建築物は、19世紀末にフラン...
 ベトナムを訪問した高市早苗内閣総理大臣は2日、ハノイ市でチャン・タイン・マン国会議長と会談した。 ...
 ハノイ市人民委員会はこのほど、市内に合法的な持ち家がある場合でも、職場から20km以上離れている市民...
 韓国農林畜産食品省と韓国食品医薬品安全処はこのほど、韓国産加熱処理済み家禽肉のベトナム輸出に関す...
 東南部地方ドンナイ省人民評議会は、投資総額110兆VND(約6700億円)超となる3つの重要交通インフラプロ...
 2026年1~3月期の電子商取引(eコマース=EC)市場における主要4社の売上高は前年同期比で大幅に成長し、...
 東北部地方クアンニン省人民評議会は4月28日の第2回会議で、同省が第1級都市の基準を満たしたことを認...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会はこのほど、伝統的な農業遺産と民族文化の保存を目的とした水...
 VIETJOベトナムニュースが2026年4月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:
 4月は、第16期(2026~2031年任期)国会の第1回会議が行われ、国会議長や国家主席、首相をはじめとする国...
 搬送省力機械や自動化機器の製造・販売を手掛けるマルヤス機械株式会社は、技術体制の拡充および技術力...
トップページに戻る