ホーチミン:公園で烈士遺骨1000柱を捜索へ、地中レーダー活用

2026/06/12 14:24 JST配信

 ホーチミン市ホアフン街区(旧10区)のレティリエン公園で、6月下旬から7月上旬にかけて、900~1000柱と推定される烈士の遺骨の捜索が行われる。歴史的な証言や資料をもとに、専門部隊と最新技術が動員される見通しだ。

(C) tuoitre
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最新技術と専門部隊を動員

 

 ファム・ティ・タイン・チャー副首相の指示のもと、グエン・バン・ガウ国防次官は、地中レーダーなどの技術を最大限活用する方針を示した。第7軍区副政治委員のチャン・チー・タム少将によると、カンボジアで活動していた専門部隊も帰国し、ホーチミン市の部隊と連携して捜索にあたる。

 過去の写真に残る木や給水塔の痕跡を手掛かりとし、ベトナム国家大学ホーチミン市校(VNUHCM)傘下の自然科学大学のレ・バン・アイン・クオン准教授が提案する地中レーダー(GPR)や直流比抵抗法による電気探査といった物理探査手法を組み合わせて遺骨の位置を特定する。

 

迅速な準備と記念碑建設の提案

 

 ホーチミン市人民委員会のグエン・マイン・クオン副主席は、法的準備やインフラ整備など、捜索に向けた4つの作業を迅速に進めると強調した。発掘後、身元が確認できた遺骨は烈士墓地に埋葬されるか家族に引き渡される。一方、身元不明の遺骨については、同公園内に記念公園や記念碑を建設する案が提案されている。

 

テト攻勢の集団墓地が対象

 

 レティリエン公園はかつての「ドータイン墓地」で、1968年のテト攻勢で犠牲となった烈士の集団墓地が存在するとされている。初期調査では米軍などの航空写真の解読により、3か所の集団墓地の溝が確認された。

 1970年代後半に墓地が撤去され、地形が変化したため、これまでの捜索は難航していたが、近年の軍事資料の機密解除により、詳細な位置の特定が進展している。

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