ハノイ:環状1号線内の低排出ゾーン、試行開始 段階的に拡大へ

2026/07/01 17:32 JST配信

 ハノイ市農業環境局は6月30日、同市人民評議会で承認された環状1号線内の低排出ゾーン(LEZ)導入案の詳細を発表した。7月1日からホアンキエム街区の一部で試験的に運用し、段階的に規制対象を拡大していく方針だ。

イメージ写真
イメージ写真

第1段階の規制内容

 7月1日から年末までの第1段階では、ホアンキエム街区のエリア1とエリア2で試験運用を開始する。

 エリア1の適用範囲は、ホアンキエム湖周辺の歩行者天国、旧市街、およびホアンキエム街区のナイトマーケット内の道路となる。境界線は、チャンティエン(Trang Tien)通り~ハンカイ(Hang Khay)通り~レタイトー(Le Thai To)通り~ハンダオ(Hang Dao)通り~ハンガン(Hang Ngang)通り~ハンブオム(Hang Buom)通り~マーマイ(Ma May)通り~ハンバック(Hang Bac)通り~ハンマム(Hang Mam)通り~グエンフウフアン(Nguyen Huu Huan)通り~リータイトー(Ly Thai To)通り~ゴクエン(Ngo Quyen)通りの12本の通りで構成される。

 エリア1の交通規制について、国防省および公安省の管理下にある車両を除き、毎週末(金~日曜日)の19時から24時まで、すべてのバイク、原動機付自転車、各種自動車の乗り入れを禁止する。

 エリア2の適用範囲は、境界線となる通りに囲まれた旧市街およびホアンキエム湖周辺の内側エリアとなる。境界線は、チャンティー(Trang Thi)通り~トニュオム(Tho Nhuom)通り(チャンティー通り~ハンボン(Hang Bong)通り区間)~ハンボン通り(トニュオム通り~フンフン(Phung Hung)通り区間)~フンフン通り(ハンボン通り~レバンリン(Le Van Linh)通り区間、およびレバンリン通り~ファンディンフン(Phan Dinh Phung)通り区間)~ファンディンフン通り(フンフン通り~ハンダウ(Hang Dau)通り区間)~ハンダウ通り~チャンニャットズアット(Tran Nhat Duat)通り~チャンクアンカイ(Tran Quang Khai)通り~チャンティエン(Trang Tien)通り~ハンカイ通りを結ぶルートとなる。

 エリア2の交通規制については、化石燃料を使用する旅客輸送用自動車(国防省および公安省が管理する車両を除く)を対象とする。毎日のラッシュアワー(6時~9時、16時~19時30分)に、16席を超える自動車(バスおよびスクールバスを除く)の乗り入れを禁止する。また、同時間帯には、境界線となる通りで、バスおよびスクールバスを除く16席超の自動車の駐停車を禁止する。

代替交通とインフラ整備

 規制に伴う移動への影響を軽減するため、同市建設局は対象地域周辺に220か所の駐車場を整備している。さらに、ロンビエンやチャンカットチャンなどにパークアンドライド駐車場(乗り継ぎ駐車場)を設け、個人車両から公共交通機関への乗り換えを促す。

 ハノイ市は公共交通への移行支援として、7月1日から1年間、環状1号線内を運行するバスの運賃を無料化する。

 2027年からの第2段階ではクアナム街区などへと範囲を広げ、配車アプリ向けのガソリンバイクの乗り入れを全面禁止する。

 2028年からの第3段階では環状1号線全域で、排出基準を満たしていない個人所有のバイクの乗り入れも禁止する。同市は2030年までに約1兆0450億VND(約65億円)を投じて、貧困世帯による環境対応車への買い替えに対し、最大2000万VND(約12万3000円)を支援する。


© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ハノイ市交通管制センター(TRAMOC)は、市内の補助金付きバスを無料で利用できる制度の対象者向けに、IC...
 ハノイ市建設局は24日、市内の公共交通ネットワーク全体で相互利用が可能な電子チケットシステムを25日...
 ハノイ市人民評議会は15日、環状1号線内の低排出ゾーン(LEZ)導入案、およびクリーンエネルギー車への移...
 ハノイ市人民委員会は、交通渋滞および環境汚染の緩和を目的とし、市内中心部へ進入する車両から通行料...
 ハノイ市人民評議会は、市内におけるガソリンバイクから電動バイクへの乗り換えを促進するため、対象と...
 ハノイ市人民評議会(市議会)は11日に開幕した会議で、環状1号線内に低排出ゾーン(LEZ)を導入する提案の...
 ハノイ市人民評議会都市委員会はこのほど、低排出ゾーン(LEZ)の対象となる環状1号線内の9つの街区にお...
 ハノイ市は2026年7月1日からホアンキエム街区の一部で低排出ゾーン(LEZ)の試験導入を開始し、化石燃料...

新着ニュース一覧

 ベトナムの金融経済情報サイト「カフェエフ(CafeF)」が発表した「2025年の納税額トップ200社(VNTAX 200...
 ハノイ市人民評議会は10日、同市人民委員会傘下の専門機関を再編する決議を採択した。建築計画局を建設...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ハノイ市人民評議会は10日、ハノイ市ホアンマイ街区(phuong Hoang Mai、旧ホアンマイ区)で計画されてい...
前編はこちら  烈士(戦死者)の遺骨を捜す任務に就いて3年になる、北中部地方クアンチ省軍事司令部所...
 カザフスタンの首都アスタナで2日から8日にかけて開催された「第3回国際人工知能オリンピック(IOAI 202...
 米国の自動車メーカー、フォード・モーター(Ford Motor)のベトナム現地法人であるフォード・ベトナム(F...
 ロート製薬株式会社(大阪府大阪市)は、同社グループのベトナム製造拠点が米食品医薬品局(FDA)から製造...
 ホーチミン市で8月27日(木)から29日(土)まで、「第20回ホーチミン国際観光展示会(ITE HCMC 2026)」が開...
 ベトナム政府は、ラオスのサイソンポーン・ポムヴィハーン国民議会議長の死去に伴い、8月10日と11日の2...
 ベトナムの格安航空会社(LCC)であるベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)
 銀行業やコンサルティング事業などを手掛ける株式会社CCIグループ(石川県金沢市)の海外事業の戦略立案...
 イオン株式会社(千葉県千葉市)のベトナム法人イオンベトナム(AEON Vietnam)は8日、新たなショッピング...
 ドイツのケーブル・接続ソリューション大手のラップ(LAPP)はこのほど、ベトナム現地法人「ラップ・ベト...
 靴小売店「ABC-MART」を展開する株式会社エービーシー・マート(東京都渋谷区)グループのABCマート・ベ...
トップページに戻る