「治療旅行」にベトナムはいかが?

2006/01/26 07:10 JST配信

 近年、欧米から「治療旅行」を目的としてアジアを訪れる旅行客が増えている。歯の治療や、内視鏡検査、整形手術などの高度な技術を要さない医療サービスは、国内で受けるより、アジアで温暖な気候を満喫しながら、安い治療費で欧米の病院に遜色ない治療を受けられる、と人気だ。時流をいち早く掴んだタイ、インド、マレーシアでは2005年中、収益が数十億米ドルを達成した。まだこの分野において模索段階であるフィリピンでも、2006年には20億米ドル(約2290億円)の売り上げが見込まれている。この数字を2005年のフィリピンの観光部門の総売上額である13億米ドル(約1490億円)と比べると、治療旅行部門がどれだけ多くの可能性を秘めているかがわかる。

 ベトナムはこれまで、多くの国に医療専門家を派遣し、針灸・つぼ治療・東洋漢方を広め、世界からある程度の信頼を得るようになった。ベトナム中央針灸院はメキシコに治療所を設立したほどである。とはいえ、ベトナムでは「治療旅行」という概念はつい最近現れたばかりで、この分野に対する需要も情報も十分とはいえない。しかしながら、潜在能力がないというわけではなく、日増しにこの分野に対する関心が高まってきているので、近い将来、ベトナム観光部門の中でも、無視することのできない分野となるだろう。

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