ハノイ郊外の「呪われた寺」、世話役4人が次々死亡

2014/07/20 07:37 JST配信

 その後平和な時代になってから、寺は簡素な作りで再建された。2003~2004年にかけて、寺が老朽化するのを見かねた村人らは、寄付をし合って建て替えた。フランス軍に燃やされた以前の寺ほど立派ではないが、元に近い形の寺になった。

(C)Tien phong、チャットカウ寺
(C)Tien phong、チャットカウ寺

 ところが奇妙な「偶然」がこの時から始まった。寺の世話役に選ばれた高齢者が、次々に病に倒れた。まず世話役を自ら買って出たホアン・クアン・ドさんが肺がんにかかって亡くなった。その後を次いだ高齢者は、家の事情で任期途中で役を降りたが、風邪をこじらせて自宅で死亡した。

 3人目の高齢者は、玄関前の階段で転んで足を負傷。自宅でハンモックに横たわっている間に突然死した。4人目はもともと肝臓がんを患っていたため、選ばれてから数か月で死亡した。

 度重なる「偶然」に迷信深い人達は、寺に「殺気」を感じると噂し合った。4人が亡くなった後は、世話役を引き受けようという人がいなくなった。そのため村人らは、「60歳になった人は交代で寺の掃除などの管理業務を行う。ただし夜間には寺に立ち入らないこと」という決まりを作った。幸いその後は、亡くなる人は出ていない。

 現在、毎日60歳以上の高齢者2~3人が寺の管理を行っている。村人らは旧暦1日と15日にはお供えをして、全てが平穏でありますようにと祈りを捧げている。

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