難民船で生まれたベトナム系女性、命の恩人の英空軍兵とZoomで45年ぶり再会

2020/05/17 05:41 JST配信

 「緊急電報を受けましたが、その時点で何人が船に乗っているのかは知りませんでした」とジョーンズさんは振り返る。ジョーンズさんは、今でもこの4人を救助したときの危険さ、困難さをはっきりと覚えている。

(C) VnExpress
(C) VnExpress
(C) VnExpress
(C) VnExpress

 ジョーンズさんの乗ったヘリコプターは、クララ・マースク号の上空に到着するとロープを下ろし、盲腸が破裂した女性を救助した。もう1機のヘリコプターが生まれたばかりのリーバーマンさんと家族を引き上げることになっていたが、ヘリコプターには新生児を救助するための装備がなかった。そのため、ジョーンズさんの同僚のベイリーさんが下に降りてリーバーマンさんを腕に抱えなければならなかった。

 ジョーンズさんの日記には、啓徳空港とクララ・マースク号の間の往復に2時間50分かかったと記されている。通常はヘリコプターで海上へ出ることはほとんどなく、2時間半の飛行に足りる燃料を積んでいたものの、救助時はこれを20分上回る飛行時間だった。

 そして、救助が終わり香港に戻るとヘリコプター2機はきれいに清掃され、そのままその日に予定されていたエリザベス女王の護衛任務に備えた。「その後、我々の第28飛行隊はいつも時間通りということで『28 nick of time』と呼ばれるようになりました」とジョーンズさんは語る。

前へ   1   2   3   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 米国メイン州スカボローに住むリー・ボートン・スモールさん(女性・47歳)は、44年前に生き別れになった...
 ベトナム戦争中に交際しその後生き別れとなっていた元米軍兵の米国人男性とベトナム人女性が12日、ホー...
 ベトナム系フランス人のバージニー・パリゾットさんは、出生直後から22年間生き別れになっていた産みの...
 ベトナム戦争下の東南部地方ドンナイ省で交際し、その後生き別れとなっていた元米軍兵の米国人男性とベ...

新着ニュース一覧

 ホーチミン市人民評議会は、企業支援と物流コスト削減を目的として、港湾インフラ使用料を3年間にわた...
 英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング...
 大型蓄電池の製造・販売などを手掛ける株式会社パワーエックス(岡山県玉野市)はこのほど、ベトナム向け...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 南部地方タイニン省チャンバン街区のチャンバン郵便局の門前に、40年近く前から営業している小さな新聞...
 地場ベトナムグリーンハウス(Vietnam Greenhouse)とデンマークのバイオテクノロジー企業であるノボネシ...
 ホーチミン市人民裁判所は18日、米国への人身売買を目的として養子縁組を装い、子どもを買い取っていた...
 米国ニューヨークの国連本部で開催された第36回国連海洋法条約(UNCLOS)締約国会合で18日、ベトナム外交...
 オーストラリアの経済平和研究所(IEP)が発表した「世界平和度指数(Global Peace Index=GPI)」2026年版...
 ホーチミン市で5月に数字選択式宝くじの特賞である830億VND(約5億1000万円)超を当てた男性が、今度は南...
 ホーチミン市の家禽卵市場で約20%のシェアを占める大手卵生産会社のビンタインダット・フード(Vinh Th...
 ホーチミン市人民裁判所は18日、臓器売買あっせんルートの裁判で、主犯格のブイ・ティエン・ルック被告...
 滑走路の延伸や関連設備の改修などのため、3月から一時閉鎖されている南中部地方ラムドン省のリエンク...
 LOGIQ株式会社(沖縄県那覇市)は、グローバル開発体制を強化するため、ハノイ市に子会社「LOGIQ R&Dベト...
 日本貿易振興機構(ジェトロ)ハノイ事務所は、日本企業における海外大学との連携ニーズの高まりを受け、...
 ハノイ市警察は19日、「リゾート会員権」の販売を装った大規模な詐欺事件について、推定被害総額が2兆7...
トップページに戻る