難民船で生まれたベトナム系女性、命の恩人の英空軍兵とZoomで45年ぶり再会

2020/05/17 05:41 JST配信

 先頃、米国カリフォルニア州在住のベトナム系米国人で、資料映像を制作しているドゥック・グエンさんが難民船に関連する展覧会を開催した。そこで当時の写真を目にしたジョーンズさんは、グエンさんを介してリーバーマンさんに連絡を取った。

(C) VnExpress
(C) VnExpress
(C) VnExpress
(C) VnExpress

 そして今年の5月2日、リーバーマンさんの45歳の誕生日に、ウェブ会議サービス「ズーム(Zoom)」を介して2人は再会し、初めて言葉を交わした。2人は人生の空白の時間を埋め合わせるように、お互いに写真や情報を共有した。

 「ジョーンズさんとの再会は最高の誕生日プレゼントになりました」とリーバーマンさん。68歳になるジョーンズさんもまた「最高の気持ちです。あのとき、1人の人生を変えることができたのですから」と当時を振り返り、リーバーマンさんとの再会を喜んだ。

 リーバーマンさんの母親は、当時の記憶についてあまり話さなかった。母親は5月2日午前2時ごろに船の上でリーバーマンさんを生んだが、ミルクも水もごはんもおかゆもなかった。そこで船に乗っていた人が母親の手にリコリスを渡し、母親はそれを噛んで唾液を出して、リーバーマンさんの口に入れたのだという。

 その後、リーバーマンさんは奨学金を得てニューヨークでトップの大学に進学し、ファッションクリエイティブの分野を学んだ。現在はファッションデザイナー兼エグゼクティブとして成功している。その傍らで、自身の生い立ちを忘れまいと「チュオンスアンベイビー(Truong Xuan baby)」というブログも書いている。

前へ   1   2   3   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 米国メイン州スカボローに住むリー・ボートン・スモールさん(女性・47歳)は、44年前に生き別れになった...
 ベトナム戦争中に交際しその後生き別れとなっていた元米軍兵の米国人男性とベトナム人女性が12日、ホー...
 ベトナム系フランス人のバージニー・パリゾットさんは、出生直後から22年間生き別れになっていた産みの...
 ベトナム戦争下の東南部地方ドンナイ省で交際し、その後生き別れとなっていた元米軍兵の米国人男性とベ...

新着ニュース一覧

 トー・ラム書記長 兼 国家主席は8日、スリランカを国賓訪問し、同国のアヌラ・クマーラ・ディサナヤケ...
 フィリピンのセブで開催された第48回東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の枠組みで、8日午前、ベトナム...
 国際協力機構(JICA)はハノイ市で1日、ベトナム政府との間で、北部山岳地域の小規模インフラ整備を目的...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市の中心部には、築140年以上の給水塔が今も存在している。この建築物は、19世紀末にフラン...
 建設省は、南中部地方カインホア省(旧ニントゥアン省)ドービン街区(phuong Do Vinh)に位置するタインソ...
 地場系コングロマリット(複合企業)T&Tグループ(T&T Group)と不動産大手で低級から高級まで様々な市場区...
 台湾のICT業界大手であるライトン・テクノロジー(LITE-ON Technology)は、ベトナムで全額出資する子会...
 ホー・クオック・ズン副首相はこのほど、知的財産権侵害行為の撲滅・防止・対処策の実施を指示する首相...
 韓国の現代自動車(ヒョンデモーター=Hyundai Motor)グループはこのほど、韓国国際協力団(KOICA)および...
 株式会社クレステック(静岡県浜松市)のベトナム現地法人であるクレステックベトナム(CRESTEC VIETNAM、...
 北部地方バクニン省は、国内8番目となる中央直轄市への昇格を目指し、提案書の最終調整を進めている。...
 ハノイ市人民評議会都市委員会はこのほど、低排出ゾーン(LEZ)の対象となる環状1号線内の9つの街区にお...
 政府は、付加価値税(VAT)法の施行をガイダンスする政令第181号/2025/ND-CPの一部を改正・補足する政令...
 米国通商代表部(USTR)はこのほど、貿易相手国の知的財産権の保護と執行に関する「2026年版スペシャル30...
 インド海軍の艦艇「INSサガルドワニ(INS Sagardhwani)」が5日~8日の日程で、南中部地方カインホア省の...
トップページに戻る