出会いは交通違反、「違反者と警察官」の関係から始まった夫婦の恋物語

2021/09/19 10:31 JST配信

 1年間の遠距離恋愛の末、ラン・アインさんはラオカイ省からイエンバイ省に戻る決心をした。同時にタンさんもハノイ市での勉強を終えた。2人はさらに1年間の交際を続け、ついに夫婦となり、一緒に暮らし始めた。

イメージ写真
イメージ写真

 結婚して1年が経ち、子供も授かったが、特殊な仕事の都合で2人は今でも離れている時間が多い。現在、タンさんは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の一環として交通の検問業務に従事しており、この1か月間、夫妻は会うことができていない。

 「子供もまだ小さく、自分も仕事でなかなか家に帰ることができない今の状況は私たち夫婦にとってとても大変です。妻には、『新型コロナが収束してあなたが家に帰っても、子供は父親の顔を忘れてしまっているかもね』とからかわれています。家族と地域社会を守るため、警察官は全員検問所で寝泊まりしなければならないので、家にも帰れず、家族に会うこともできないんです」。

 「幸い、今は簡単に電話で連絡を取り合うことができます。私の宿泊施設から家までわずか3kmの距離ですが、それでも帰ることはできません。だから、いつも電話で『国民のために仕事をしているけれど、その国民の中には君と子供も含まれている。だから安心して。収束したら帰るから』と妻を励ましているんです」とタンさんは苦しそうに胸の内を語った。

 ラン・アインさんはいつも夫を理解し、夫が安心して仕事ができるよう後ろからしっかりサポートしている。「今の私の望みは、夫と部隊の皆さんが元気に過ごし、健康でいてくれることです。私も子供も、夫をとても誇りに思っています」。

前へ   1   2   3   次へ
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 新型コロナ禍の集中隔離施設でフオン・リンさんとホアン・ハイさんは偶然出会い、隔離中だったリンさん...

新着ニュース一覧

 英国・ロンドンの高等法院は、ベトナムのアニメ制作会社であるSコネクト(Sconnect)が制作する人気アニ...
 南中部地方ダナン市で3日、国際ミスコンテスト「ミス・ヘリテージ・グローバル2026(Miss Heritage Glob...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 産業資材事業やディバイス事業、メディカルテクノロジー事業を手掛けるNISSHA株式会社(京都府京都市)は...
 烈士(戦死者)の遺骨の捜索・収集は、ほとんどの場合、ほんのわずかな手がかりから始まる。その手がかり...
 国防省傘下空軍士官学校(Air Force’s Officer College、南中部地方カインホア省)で4日、国防省の決定に...
 ホーチミン市公共交通管理センター(Ho Chi Minh City Management Centre of Public Transport=MCPT)は...
 8月3日に開幕した第16期(2026~2031年任期)国会の第1回臨時会合において、グエン・ティエン・ハイ内相...
 日本政府観光局(JNTO)ハノイ事務所によると、訪日ベトナム人の約8割が初めての日本旅行であり、2025年...
 ホー・クオック・ズン副首相はこのほど、関係省庁や地方代表を招集した会合を主宰し、北部紅河デルタ地...
 特定技能の登録支援事業を展開する株式会社シンク・スリー(徳島県徳島市)と、特定技能向けの教材開発な...
 株式会社安井建築設計事務所(大阪府大阪市)は、同社が100%出資するベトナム現地法人をハノイ市に設立...
 ハノイ市ドンアイン村の国家展示センター(VEC)で、8月5日(水)から7日(金)まで、アジア国際産業技術展示...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2026年7月の全国消費者物価指数(CPI)は前月比▲0.12%低下、前年...
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2026年7月の訪越外国人客数は前年同月比+6.6%増の約167万人と...
トップページに戻る