バイクでベトナム全国を旅した夫婦、2年で63省・市制覇

2024/11/10 10:39 JST配信

 東南部地方バリア・ブンタウ省ブンタウ市在住のタック・グエン・フオック・ゾアインさん(50歳)は、長年にわたり自宅で家事をこなし、めったに出かけることもなかった妻を旅に連れ出し、2年かけてバイクで全国63省・市を制覇した。

(C) thanhnien
(C) thanhnien
(C) thanhnien
(C) thanhnien
(C) thanhnien
(C) thanhnien

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で共有された夫婦の旅の物語は、多くの人々の心を動かした。

 ゾアインさんは若いころ、妻子を養うために色々な仕事をした。大変ではあったが、仕事であちこちに行くことができ、たくさんの人に出会うことができたため、まだラッキーだったと思っている。

 旅に出たい気持ちは長年抱いていたが、ついに2年前、妻を連れて実行に移すことにした。夫婦はブンタウ市の中心部でスポーツ用品店を営んできた。ゾアインさんは2人の娘に家業を引き継ぎ、妻と一緒に旅に出た。

 「我々夫婦も年を重ね、娘たちも大きくなり、生活費の負担も軽くなりました。今のところは健康ですが、この先数年も躊躇していたら、そのころには体力があるかどうかもわかりません。だから、健康なうちに妻と一緒に旅に出ることにしたんです」とゾアインさんは語る。

 全国の旅に出る前に、ゾアインさんは試しに妻を連れて近場のバリア・ブンタウ省周辺や南中部高原地方ラムドン省ダラット市を何度か旅した。そして2022年10月、南部メコンデルタ地方への旅をスタートした。

前へ   1   2   3   次へ
[Thanh Nien 09:42 22/10/2024, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 不運にも脊髄動静脈奇形を発症し、20歳から歩行ができなくなったファン・ブー・ミンさんは、並外れたエ...
 チャン・レ・フンさん(男性・66歳)は、6か月かけてアジア大陸とヨーロッパ大陸をバイクで横断した。そ...
 「こいつはホーチミン市まで一緒に帰る奴。隣は自分をインタビューしに来た新聞記者だ」。ホンダのスー...

新着ニュース一覧

 トー・ラム書記長は16日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の補佐官で、同国の海洋評議会議長を務...
 東南部地方ドンナイ省ビエンホア空港で15日、ベトナムと米国の両政府の協力によるダイオキシン(枯葉剤)...
 2025年の世界技術革新力ランキング(Global Innovation Index=GII)によると、ベトナムはスコアが37.1で...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 キム・ティエンさんの「黄金の声」は、ベトナム国営テレビ局(VTV)の19時のニュース番組と共に長年親し...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)が発表した「収益が高いベトナム企業トップ...
 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2025年8月の訪日ベトナム人の数は前年同月比+16.7%増の...
 日本の財務省が発表した2025年8月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比▲0.1...
 インフルエンサーPRやリリース配信サイト「@Press(アットプレス)」などを手掛けるソーシャルワイヤー...
 新潟県は、10月4日(土)・5日(日)の両日、「にいがたベトナムフェスティバル2025」を新潟駅南口広場で開...
 政府は、人工知能(AI)を国家戦略の柱と位置づけ、2025年末をめどに国家AI戦略の改定版とベトナム初のAI...
 グエン・ホン・ジエン商工相は15日、米国のハワード・ラトニック商務長官宛てに書簡を送付し、米商務省...
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビ
 世界自然保護基金(WWF)ベトナムとフエ大学傘下の科学大学は14日、北中部地方フエ市で「デポジットリタ...
 日本貿易振興機構(ジェトロ)山形は、10月3日(金)の日本時間15時00分から16時30分まで、駐日ベトナム大...
 ベトナムは15日、スイスの世界貿易機関(WTO)本部で、違法・無報告・無規制漁業(IUU漁業)につながる補助...
トップページに戻る